個々の強みを掛け合わせて最高の結果を出せる組織を創る
はじめまして、大久保哲也と申します。関西大学法学部を卒業後はソフトブレーン株式会社に入社し、SFA/CRM業界で約7年間勤務。その間、新規開拓の法人営業を担当し、約50社の営業プロセス改革に携わりました。2013年にターン・アンド・フロンティアに入社し、AWSを中心としたクラウドサービスの活用方法をお客様に提案。セミナーやイベントでのプレゼンターも担当し、50本以上の講演を行ってきました。2021年2月に代表取締役に就任し、現在はクラウド技術の可能性を顧客に伝え、ITに詳しいだけでなく顧客の成長と勝利に真剣に向き合うパートナー集団を目指しています。目標は2030年までにグループ売上100億円。関わる人の「発展」のために奮闘しています。
大久保 哲也の強み
私の強みは、クラウドサービスの知識と営業経験を融合させた、顧客中心のソリューション提案力です。SFA/CRM業界での7年間の経験と、50社以上の営業プロセス改革に携わった実績を活かし、お客様のビジネスニーズを深く理解。また、AWSを中心としたクラウドサービスの専門知識に加え、セミナー講演で培った「複雑な技術を分かりやすく説明する能力」にも自信があります。これらの経験を基に、顧客の成長と勝利に真剣に向き合うパートナーとしての姿勢を大切にしています。
個々の力を掛け合わせ、新たな価値を生み出す——。強みを活かし、チームの成長を重視する大久保社長。変化に対応しながら進化し続けるターン・アンド・フロンティアの未来とは。
私がこの道を選んだきっかけ
大久保社長がターン・アンド・フロンティアに関わるようになったのは、2013年のことだ。「最初は創業したわけではなく、当社に営業マンとして転職した」と語る。
当時の会社は社長、副社長、エンジニア1名と、わずか数名の規模。大久保社長は、そこで会社初の営業として加わった。
「もともとソフトブレーンの関西支社で働いていて、そこでの経験を経て転職した。営業として成果を上げることが自分の役割だったが、徐々に会社の方向性や戦略にも関わるようになった」。
その結果、2016年に執行役員、2018年に取締役、2021年には代表取締役に就任することになった。
営業一人からスタートし、経営の舵取りをする立場へと成長していく過程には、多くの転機があったとのこと。
特に印象的な転機としては、2017年に初めて営業メンバーが増えたことを挙げてくれた。
「それまでは自分一人で成果を出すことを考えていたが、チームを組むことで掛け算の成果が生まれることを実感した」。
1の力と1の力で2の成果となるのではなく、3も4も5も結果が出ていくことを実感できた。このチームでの成功体験は、大久保社長にとって大きな転機となったのだ。
「経営者は孤独だと言われるが、私はそうは思わない。人と組み、成果を掛け合わせていくことこそが、会社を成長させる鍵だ」。この言葉こそ、大久保社長の経営哲学を象徴している。
仕事をする上で大切にしていること
「私にとって仕事で最も大切なのは、人の力を掛け合わせて成果を出していくことなんです。」と大久保社長は語る。
大久保社長自身、営業職としての経験が長いが、それだけでは会社の成長は実現しないことはよくわかっている。「IT企業である以上、エンジニアのメンバーがいなければ何も納品できないし、何も提供できない」と冷静に分析する。
だからこそ、チームの力を最大化することが重要だ。「強みを活かし合うことが、良いチームを作る鍵になる。弱みを補うのではなく、それぞれが得意なことを活かせる環境を作るのが経営の役割だと考えている」。
メンバーの強みを把握し、どううまく配置するか、組み合せわるかといった采配をしていくことが代表取締役としての仕事であると力強く答えてくれた。
また、大久保社長は目標設定の重要性も強調する。「代表に就任するまでは、明確な目標を立てずに走っていた時期があった。すると、会社全体の方向性がバラバラになってしまった」。と打ち明けてくれた。
「例えば、野球部で甲子園優勝を目指すメンバーと、地方大会で一勝できれば満足なメンバーが混ざっている状態では、一体感が生まれない。だからこそ、明確なゴールを設定することが大事だ」と、自身の経験を例に挙げながら語る。
組織としてのまとまりを重視しつつ、各メンバーの成長を促す環境を整えることが、経営者としての使命だと考えている。
今抱えている課題
「AIの進化により、製品サービスの付加価値がガラッと変わってしまった。我々の強みの一つは24時間365日のITインフラ監視と復旧対応だが、AIが安価にそれを代替できる時代が来たらどうなるか」。と大久保社長は危機感を持っている。
これからは、自社のサービスにどのような付加価値を提供していくか、今の課題だ。
難しいことに、スピード感をとことん追求すると、一方でミスが増えたりしてしまう。逆にルールを厚くするほど、スピード感は失われていく。こうした相反する要素をうまくバランスを取り、両立させていくことがポイントになってくる。
ターン・アンド・フロンティアは、500社、600社近いお客様に選ばれ、そのリピート率も非常に高いものとなっている。自社の強みであるスピード感、使い勝手、小回りの良さを伸ばしながら、お客様のニーズやお困りごとにしっかりと応えていくことが急務になってくるのだ。
未来の展望
「2030年までに売上100億、従業員200名という目標を掲げているが、時代の変化に合わせて柔軟に見直していく必要がある」と大久保社長は言う。「特に従業員数については、AIの進化を考慮すると、必ずしも200名が必要とは限らないと感じている」。
一方で、売上100億という目標は変わらない。「人と組んで事業を成長させていくことが私の役割。個々が成長できる環境を作ることで、会社としても飛躍できると考えている」。
そのための施策の一つとして、グループ企業の拡大を考えている。「グループ全体で10億、20億規模の会社を複数作ることで、100億という目標に近づける」。
また、グループから新しい社長を生み出していきたいとの想いもある。それは、大久保社長自身が経営者を経験することで、視座が大きく変わったという経験に由来する。
グループ企業の経営者を輩出すること、そしてグループ全体での売り上げを上げることで最適な目標達成を目指している。
まとめ
ターン・アンド・フロンティアは、変化の激しい時代に適応しながら、自社の強みを最大限に活かせる道を模索している。
「人の力を掛け合わせることで、足し算ではなく、その何倍もの結果が得られる」。営業時代にチームで働くことの意味と価値を見出した経験は、代表取締役となった今でも変わらない大久保社長の根幹となっている。
そして、成長を続けるためには、組織としての明確な方向性と一人ひとりの強みを生かせる組織作りが重要だ。この部分について、取締役社長としての手腕を発揮している。
大久保社長の熱い信念のもと、ターン・アンド・フロンティアはお客様に選ばれつづける企業としてさらなる成長を目指す。