株式会社オオスミ
大角 武志
株式会社オオスミ
代表取締役
Catchcopy

使命を軸に、100年後の地球環境を見据える“地球のドクター”

はじめまして、大角武志と申します。株式会社オオスミの代表取締役を務めております。当社は「地球に暮らす人々に『安全・安心』を環境面から提供しつづけます」を使命に掲げ、地球環境の保全と問題解決に力を注いでいます。オオスミでは、水・土・大気などの環境調査・分析を軸に、環境・省エネコンサルティング、労働衛生支援などを通じて、環境課題の解決に取り組んでいます。また、ベトナムの現地法人を通じてアジア諸国での環境問題解決にも積極的に取り組み、持続可能な社会に向けた企業の環境対策を後押ししています。私たちは、100年後も安全な水と空気が保たれる地球の未来に貢献し続けてまいります。

大角 武志の強み

私の強みは、エンジニア視点の実務感覚と「ミッション経営」に基づく組織運営力を兼ね備えていることです。37歳で代表に就任し、リーマンショックによる赤字という苦境を社員と一丸となって乗り越えた経験から、ブレない経営の軸を培ってきました。特に地球規模の環境課題に深く向き合い、従来の環境分析・調査を基盤としながら、環境や脱炭素のコンサルティングやアジア展開を通じて事業成長を推進しています 。現場と経営の両面を理解し、環境保全への貢献と社員との絆を両立させている点が強みです。

Interview

エンジニアから営業職への転身、株式会社オオスミへの入社、そして代表就任。リーマンショックの苦境で培った「ミッション経営」と、100年後の未来へ向けたビジョンを探る。

私がこの道を選んだきっかけ

大角社長は東海大学工学部通信工学科を卒業後、80年代当時「これから世の中を変えていく」と言われた半導体分野に惹かれ、半導体メーカーに入社した。
CADを使った電子回路設計で最先端技術に触れる日々は楽しかったが、「空調の効いた室内でPCの画面に向かうより、太陽の下で汗をかいて仕事がしたい」という思いから、建設設備業界の営業職へと転身する。

父が創業した株式会社オオスミに入社したのは30歳の時。父の右腕だった社員の独立がきっかけだった。自身は物理や電気の専攻で「化学」が苦手だったが、「やってみなければ分からない」と飛び込んだ。その後、「長男として自分が担うだろう」と覚悟を決め、37歳で代表取締役に就任することになる。

就任前には、父から「自分は経営者としての生き方を見せてこなかったから、きちんと勉強してきなさい。」という言葉を受け、毎月金土日の2泊3日で経営塾に通った。そこで指導を受け、1〜2年かけて経営の基礎をみっちりと仕込まれた。代表となったことは、自身にとって最大のターニングポイントであり、チームをまとめ、社員とその家族を守るという大きな責任を背負った瞬間でもあった。

仕事をする上で大切にしていること

経営の原点となっているのは、経営塾で学んだピーター・ドラッカー氏の『ミッション経営』だ。
先代の理念をさらに具体化し、「地球に暮らす人々に『安全』と『安心』を環境面から提供しつづける」という明確な使命を掲げた。この使命を全社員と共有し、同じ思いを持った集団であり続けることを何より大切にしています。

しかし、社長就任から3年で過去最高売上・最高利益を叩き出した際、大きな挫折を味わう。「目標を達成したら全社員で成果を分かち合おう」と掲げて実現し、さらなる飛躍を意気込んでいた矢先、リーマンショックが直撃し一気に赤字に転落したのだ。今までの好業績は、「たまたま時代が良かっただけ」だったと猛省した。

そこからミッション経営の大切さを再確認し、立て直しにさらに3年を要したが、その苦境の中で社員たちが辞めずに残り、一緒に歯を食いしばって苦労してくれた存在が何よりも嬉しかったという。

今抱えている課題

地球規模の気候変動が進む中、大角社長は強い危機感を抱いている。
海のゴミ拾いボランティアに参加した際、風や川から流れ着いた大量のプラスチックゴミを目の当たりにした。「例えば、劣化して飛んでいった洗濯ばさみがマイクロプラスチックになるように、意図せずとも私たち自身が環境を汚す加害者になっている」と痛感したという。プラスチックで利益を上げる企業が存在し、世界で戦争が起き、日本でも経済発展が優先される中で、「一人一人の心がけだけでは限界がある。本来は全ての国が総力を挙げて環境保全や気候変動の食い止めに力を注ぐべきだ。」と語る。

人間の病気を治す医者がいるように、地球にも医者が必要だ。しかし、「地球の健康を守り、病気を治す人(業界・企業)」はまだまだ少ないため、新たな価値を創り出していかなければならないと考えている。現在、日本全国に約1,500あると言われる環境計量の事業所は、半導体センサー技術の進歩によって淘汰されていくと予測している。今後は化学的分析を基盤にしつつ、温暖化対策や脱炭素支援などのコンサルティング事業、さらにはベトナムに設立した現地法人を軸としたアジア諸国の環境問題解決へと事業を広げている。

未来の展望

まもなく60歳を迎える大角社長は、10年後には社長のバトンを次世代へ譲り、自身は環境教室や講演活動など、地球環境を守る普及活動に専念するつもりだ。

個人的な目標は、「100年後にも安全な水が飲めて、きれいな空気が吸える環境を世界中で実現できている状態にすること」。自社だけの力では難しい壮大な目標だが、巨大なタンカーを正しい方向へ動かす『タグボート』のような縁の下の力持ちにはなれると大角社長は考えている。

まとめ

設計職から営業職を経て、未経験の環境分野へ飛び込んだキャリアが、大角社長の柔軟で力強い経営哲学を形づくっている。自身の過信を猛省し、ドラッカーの教えを基にした「ミッション経営」を実践したことで、全社員とビジョンを共有する強固な組織が生まれた。

100年後の世界に安全な水ときれいな空気を残すべく、自らが巨大なタンカーを導く「タグボート」となって新たな市場を切り拓いていく。リーマンショックの苦境にあっても辞めずに残ってくれた社員たちの存在を「何よりの喜び」と語る大角社長は、これからも自らの使命を胸に、地球の未来へ向けて力強く舵を取り続ける。

Profile & Company

プロフィール

1966年横浜市生まれ。東海大学工学部通信工学科卒業後、半導体IC設計に従事し、その後は建設設備業界で営業職を経験する。父が創業した環境分析・環境調査の専門企業である株式会社オオスミに1996年に入社し、2003年より代表取締役に就任。「地球に暮らす人々に安全と安心を提供する」という使命のもと、調査・分析からコンサルティングまで幅広いサービスで環境課題の解決に取り組む。趣味はカヌー、登山など自然の中で楽しむアクティビティと料理。

会社情報

名称:株式会社オオスミ
所在地:神奈川県横浜市瀬谷区五貫目町20番地17(本社)
事業内容:
・環境分析・測定(水質・土壌・産業廃棄物・アスベスト・大気・悪臭など)
・環境アセスメント、自然環境調査、生活環境影響調査
・環境・省エネコンサルティング、労働衛生支援、環境法令遵守・環境マネジメント支援 など
事業所数:横浜本社のほか、首都圏および主要地方都市に複数の支店・営業所・事業所を展開
特筆事項:1968年創業以来、環境調査・測定・分析・コンサルティングのエキスパートとして50年以上の実績を持つ。